boundbydevotion: each day's dawning light (Default)
Howard Link ([personal profile] boundbydevotion) wrote2014-07-25 08:22 am
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Chapter 213


Credits: #41, MH
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4/19のSQ.19に番外編掲載!

表紙:アレンとティムとリンクと癒闇蛇(ズゥが出した白いナマズみたいな傷直してたあれ)
「逃げる」ためではなく、「闘う」ために、「知る」ために―――…。

第213夜 A・Wをたずねて・秘める者

『三か月前――』
アポ「やってくれたね」
胸を貫くアポの腕を握って離さないリンクと、リンクの首絞めて止めさそうとしてるアポ
アポ「この行動は……」「”記憶を消されるくらいなら 自らを殺害させてでも痕跡を残そう” ということかな?」
 「実に最低なアイディアだ監察官」この状況では誰もが監察官を殺したのはアレンかノアだと思うだろう」
ジョニー、一コマ
アポ「おまえでさえも」「だがあの男は疑う……!」「全てに疑いの眼を張り巡らせるマルコム=C=ルベリエ」
リ「あなたは長官が苦手でおられるようだ… ”枢機卿”」
ズシャと腕を引き抜くアポ「まったくもって最低だ」
枢機卿の姿に戻ってくアポ
無線から『リンク監査官!!』『応答したまえ! リンク監査官!!』
枢機卿の独り言?誰かと交信中?「はい…』「わかっています お任せください」
 「我が主」「「ハート」の御方」「はい……貴方をお護りしてみせます必ず……」
無線『リンク監査官!!』
枢機卿「実に扱いづらい部下だよルベリエ」



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Credits: #44, MH
Source: 2ch
Verification: Confirmed

目が覚めるたリンク、ベッドに寝てる
チュンチュン チチチチチと室内に入り込んだ鳥の鳴き声
リ「……………?」
ズゥ「熱にうなされて20日間眠り続けていたんじゃよ」
リンク、はっ。ハイバックチェアに座ったズゥに気付く
ズゥ「ちなみに今は…午前11だ」「気分はどうかな……?」
リ「ズゥ労使…!? ここは? 私は……」
ズゥ「ここは私が中央勤めだったときに住んでいた館だ……今では資料や文献を保管する為にしか使っておらんがの……」
 「あぁ着替えは脇の箪笥じゃ 勝手に着てくれるか」
リ「え? あっ はい! 恐れ入ります」
もんもんもんもんもんもんもんしながら起きるパン一リンク
リ(なぜ老師の邸宅にいるんだ!?)(……ダメだ!頭がぼーっとして働かん!!)
そして心なしか老師がガリガリのような…
ズボンをはいたところで鏡に映った自分の胸に傷跡があるのを見るリンク
ドクッ「……!? これ……」
リンクが傷跡に指を触れるとザワと癒闇蛇みたいなのが現れる
リ「!?」ズダッっと後ろに跳びすさるリンク「っは」「はあ」(幻覚!?)「なんだ今のは……っ」はぁ(確かに今……!?)
ズゥ「おまえは死の傷を受けアレン・ウォーカーの監房で事切れる寸前じゃった……」
 「マルコムに嘆願され 救うために癒闇蛇を介して私の命をおまえに分けた」
 「私にとって最期の命となった……」
リ「最 期…!?」
-癒闇蛇 人から人へととり憑き生命の理を乱す忌み忌みし魔術-
ズゥ「おまえさんにとって幸いか不運かといえば間違いなく不運だろう」
 「術者の最期の命を分けられた者は次の癒闇蛇の術者となる定めを負わねばならない」
 「つまり今や癒闇蛇は私からお前に移ったのだ」
冷や汗リンク、「ドクン」「ドクン」「ドクン」
ズゥ「今さらだが……できることならこんな術はチャン家の者に託したかった」
 「力を持てば使わずにいることはできん……」「癒闇蛇に憑かれた歴代の者共すべてロクな死に方をせんかったという……」


spoiler script
Credits: #45, 46, 47, MH
Source: 2ch
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『この私自身も』
ズゥ「おまえを助けてからずっと… 一抹の疑念がこびりついて払えんのじゃ……」
『おまえは また過ちを 犯したのではないか? ズゥ・メイ・チャン』
『マルコムの計画を知り 暗い人間の未来に一筋の光がみえた気がした』
『勝利の光が』『だが……』
ズゥ「救ったつもりだったが……」
リ「……?」
ズゥ「私は……! まんまとおまえを「14番目」の「ズゥ老師」
ズゥの言葉をさえぎって入室してきたマルコム
マ「安静にされてないと お体に障りますよ」「私の庭で採れたハーブでお茶を入れました」
マルコム、ズゥを姫だっこ
「飲んで少しお休みになってください」
マルコムと視線が合ってばっと直立、敬礼するリンク
マ「回復してなによりです 癒闇蛇のことはもう聞いたかね?」
リ「はっ!!」
マ「問題は?」
リ「……… ……は」
マ「問題はあるかね?」
リ「……問題ありません!」
マ「よろしい では着衣を整えたら下りてきたまえ」

机の上に用意された旅の装備一覧
リ(…………)
マ「……ふむ ではあの夜覚醒に苦しみ出したウォーカーを迎えにノアが現れたというのですね?」
リ「は 阻止しようとしたのですが反撃され……みすみすウォーカーを奪われてしまいました」
マ「他には?」「何か」「見なかったかね……?」
リ(他に…?)「……いえ ビアだけでした」
マ「これは当座必要な装備と金子です 今後私との連絡は暗号化した書簡でこの宛名に」
リ「もう中央庁に戻るなという ことで ありますか……?」
マ「「ハワード・リンク監査官」は死亡したことになっているのです 葬儀もすでに済ませました」
 「これからは私の為だけの「鴉」として重大な任務にあたってほしいのですよリンク」
リ「私は 今も昔も長官の為だけの鴉で在るつもりです」
マ「もちろんわかっていますよ キミは本当によく仕えてくれている」
自分のクロスをはずしてリンクの首に付けるルベリエ
マ「アレン・ウォーカーはノアの手をはなれひとり箱舟で立ち去りました」
 「おそらく「14番目」への覚醒を止める方法を探しに行ったのでしょう」
 「彼は今独り……」
リ「私にウォーカーを殺せと…?」
マ「ウォーカーなどどうでもいい」
 「彼には助けが必要だ 彼……… 「14番目」には」
マ「クロス・マリアンは私と密約を交わしすべてを話しました 「14番目」はただのノアではない……
 この聖戦で綻んだ”裂け目”ですよ 我々が利用するのです この劣勢を覆し! 勝利する為に!!
 だが中央庁の中にも私以外にこの裂け目を利用しようとしている者がいます
 あれは私のものだ だからウォーカーを追い詰め教団から去らせた
 私の黒き羽…… あなたは「14番目」を何者からも守り抜きなさい
 「14番目」の協力者に成り済まし密かに奴の信頼を得て監視するのです
 何があっても離れることはなりません」

 (聖戦という大きな手に操られるだけだった我々人間が
 世界の命運をこの手で握る存在となるのです!!)


spoiler script
Credits: #50, MH
Source: 2ch
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神「だんまりかよ? それとも御主人さまが喋っちゃ駄目ってか?」
リ「………キミとはもう二度と会うことはないと思っていました」
 「よくぬけぬけと戻ってこられましたね」
神「は……」「随分と元気そうじゃねぇか」
リ「キミに心配して頂けてたとは驚きです」
神「してねぇよ」
 「なんで死んだフリなんてしてる?」
リ「…逃げたのですよ」
 「監視対象の逃亡をみすみす許してしまった監査官などもはやお払い箱です」
 「私は”鴉”だ 失敗った-しくじった-者がどんな末路となるかキミなら想像できるでしょう?」
 「こんなことで私は終わりたくないはない 死んだことにされてるのは中央庁の体裁のためではないですか?」
 「今ではウォーカーと同じ………追われる身ですよ」
神「信じられねぇな」
 「おまえらは”神”のためなら何だって捧げる」「心も」「体も」「命すらな」
リンクに抜き身の六幻を突き付ける神田
神「とくにおまえは ルベリエに媚び諂う重度の病人だ」
 「おまえの任務がモヤシの暗殺なら 今ここで斬る」
 「あいつを殺すのは俺だ」
リンク、神田、睨み合い
リ「救いたい人がいる」
 「もし彼が…アレン・ウォーカーが本当に 宿主の運命から打ち勝つことができるのなら…」
 「見てみたいのです」ルベリエに貰ったクロスに触るリンク
 「人がもし心ひとつで どんな未来も選び取れるというならば」ルベリエの後ろ姿のコマ
 「それを成せる根源が何なのか」泣いてるテワクのコマ
 「私はそれが知りたい」


[/fieldset]
spoiler scriptCredits: #54
Source: 2ch, MH
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眠るアレンの手を握って傍についてるジョニー

アレンの夢?で例の唄が流れてる
『そして坊やは眠りについた…』
赤ん坊を抱いている女性が歌ってる
『息衝く 灰の中の炎』
『ひとつ…』
『ふたつと……』
双子の赤ん坊

麦畑のなかでネアかマナどちらかの幼少期っぽい少年が、誰かに手を差し出してる
麦畑のなかにポツンと建つ大きな館

煽り:見慣れる情景……
 伸ばしたその掌は、誰がために――……

目次コメント:J:COMのCMに出てくるZAQというキャラクターが大変旨そうな大福に見えて無性に食いちぎりたくなります<星野>